こんにちは!!香です🌟
照りさす日差しの中、お気に入りのドールも爽やかなお洋服にお着替え。
ひらひらと風に揺れるフレア袖は、まるで夏の花びらのようです。
そんな季節にぴったりの「フレア袖のドールブラウス」の型紙・作り方・生地選びをまとめました。第2回目は「夏にぴったり!フレア袖のドール用ブラウス作成」をご紹介🧵⭐します。
◇夏にぴったり!フレア袖のドール用ブラウス作成
1◇生地の選び方(夏向けブラウス)
◇素材
・綿ローン…薄手で柔らかい、透け感があり涼しげ
・ダブルガーゼ…肌触りが良くナチュラル感
・リネン混…麻っぽい風合いが夏らしい
・ボイル…ふんわり軽い薄手生地
・レース生地…刺しゅうが施してあり、透け感がある
◇柄
・小花柄、ドット、ストライプなど、柄の縮小版がドールサイズに合いやすい
(人間用の柄だと大きすぎることがあるので、1cm以下の小柄推奨)
◇色
・白・生成り・ペールカラーなど爽やかな色味がおすすめ
2◇必要な道具
・生地(布地30×40cm程度あれば40cmドールサイズまで対応)
・レース
・型紙(フレア袖ブラウス用)
・布用チャコペン/水消しペン
・裁ちばさみ
・待ち針 or クリップ
・ミシン or 手縫い針
・アイロン
3◇型紙と裁断準備
型紙を用意する **本原稿を最後までおよみいただいた方に型紙PDFをご用意しています
・40cmドールやTinyFoxなどドールのバストサイズに合わせて型紙を作成

地の目を確認する
・柄の方向や織り目が縦に揃うように置く。
裁断
・型紙を生地に置き、チャコペンで縁取り→縫い代(通常5mm前後)をつけてカット。

袖のフレア部分はレースを使用
・今回のギャザー分量は2倍にしました。
4◇生地の下処理
端処理
・ロックミシンやジグザグミシン、ほつれ止め液で端がほつれにくくする。
5◇縫製のポイント
縫い代は細め(3〜5mm)にしてドールサイズに馴染ませる。
スナップボタン・面ファスナー・小さなビーズボタンなどを後ろ開きにつけると着脱しやすい。
6◇縫製の順番
1.肩を縫い合わせる
2.首回り・後身頃に接着芯を縫い付けて、アイロンがけ


3.袖と脇部分にギャザーを寄せたレースを縫い付ける

4.脇部分を縫う


5.横の端と端を縫い合わせる

表に返した図
6.スナップボタンをつけて完成
7.完成着用

完成しました!!

ポイント
1.縫い代は細めにする(3~5mm)
・ドール服は小さいため、通常の縫い代だと厚みでシルエットが崩れがち。
・細めにすることで、仕上がりがすっきりし、フレア袖もきれいに揺れます。
2.袖口は先に処理してから脇を縫い付ける
・先に三つ折り・ロックなどの端処理をしておくと、
・身頃と合わせる時にズレにくく、見た目もきれいに仕上がります。
3.柄の向きとギャザー分量を意識する
・生地の地の目や柄の向きをそろえると高級感アップ
・袖のギャザー分量を少し多めに取ると、ひらひら感が強調され夏らしさが増します。
あとがき
今回も最後までお読みいただきありがとうございました🌸
フレア袖ブラウスは、少なめの布地で、夏らしさを演出できるのが魅力です。
実は今回の製作では、型紙を一度作り直しました。
最初の型紙では袖のフレアが思ったより控えめで、着せてみるとイメージと違う雰囲気に…。
そこで袖パーツをもう少し広げ、身頃とのバランスを調整して再度カット✂
試着させた瞬間「これだ!」と思える形になりました🪡✨
こうして何度か試作・調整を重ねることで🧵
「この子にぴったりの一着」が出来上がっていくのだなあと改めて感じました。
読んでくださっている方にも、こうした試作の面白さが伝わったらうれしいです😊
##次回予告
ライター香の「ドール小物クラフト講座」次回は…
【ドールの取り扱い】テンションゴムの変え方 ★
をお送りする予定です。お楽しみにおまちください。感想や、コメント、ご質問、また取り扱ってほしいテーマなどがありましたら @mamiroirM までDMでおしらせください💖
**本原稿を最後までおよみいただいた方に型紙PDFをご用意しています**
ライタープロフィール

香/こう
【ドールクラフト講座】を担当するドールと手仕事をこよなく愛するハンドメイド好き。
ドール歴は13年目。これまでにたくさんのドールや小物作りを楽しんできました。noteの方では、かぎ針編みを中心に、初心者の方でも安心して取り組めるようなドール用小物の作り方を紹介しています。
人気記事♪