ナナイロテントウ

ナナイロテントウが仕立てる、物語をまとうドール服

プロフィール
名前:ナナイロテントウ(しゅうきち/ななお)
繊細な色彩感覚と独自の世界観で人気を集めるドール系クリエイター。幻想的で可愛らしいデザインを得意とし、量産系や地雷系を取り入れた繊細なコーディネートが魅力です。ドール衣装やアクセサリーを通じて、“うちの子”の個性を引き立てる作品を数多く制作しています。

小さな洋服の中に、ひとつの世界を閉じ込めるように…ナナイロテントウのドール服には、ただ「かわいい」だけでは終わらない奥行きがあります。メルヘンで、ファンタジックで、それでいて本物の洋服のような確かな仕立て。袖を通した瞬間、その子の物語がそっと動き出すような服づくりを大切にしています。今回は、ナナイロテントウ誕生のきっかけから、制作へのこだわり、TinyFoxとの相性、そして今後の展望のお話を伺いました。

ナナイロテントウの歩み

カスタムブライスとの出会いから始まった、ナナイロテントウの歩み

「ナナイロテントウ」のはじまりは2007年ごろになります。雑貨屋で偶然出会ったカスタムブライスに、一目で心を奪われたことがきっかけでした。

「自分でもカスタムしてみたい」

そんな気持ちから、ドール服を仕立て、ヘッドカスタムを施し、着せては眺め、また新しい服を仕立てる日々が始まります。夢中で手を動かし続けるうちに、気づけばオークションでも作品を販売するようになり、やがてブライス以外のドールにも興味を持つようになりました。

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その積み重ねが、今の「ナナイロテントウ」へとつながっています。
ブランド名の「ナナイロテントウ」は、実はブライスカスタムコンテストに参加するため、急いで作家名を考える必要があったことから生まれた名前でした。デザイナー名である「ななお」の一部から取り、わずか5分ほどで決めたものだったとナナイロテントウのお二人はおっしゃります。

けれど、今ではその名前が大切な看板になりました。偶然のように生まれた名前が、長く作品とともに歩み、ブランドの世界観を象徴する存在になっているのです。

大切にしているのは「メルヘンでファンタジックなリアルクローズ」

「ナナイロテントウ」の世界観を表すキーワードは「メルヘンでファンタジックなリアルクローズ」です。一目見たときに、そこから物語が浮かび上がるようなデザインであること。おとぎ話や空想の世界に登場しそうな服でありながら、縫製や構造、ディテールには本物の洋服以上にこだわること。その両方を大切にしながら、作品は生み出されています。

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「世界に一つのデザインであること」
「上質な服を産み続けること」
「お嬢さまの喜びを追求すること」

制作において重視しているのは、この3つです。

素材選びにも妥協はありません。レースやリボンひとつを取っても、質感、色、幅まで丁寧に見極め、全体の印象にもっともふさわしいものを選び抜きます。

色使いも、単にきれいな配色を考えるのではありません。まず思い描くのは、物語のシチュエーション。その場面に佇む女の子を想像しながら、服の色を選んでいくといいます。

ナナイロテントウの歩み

「こんな服があったらいいな」から始まった服づくり

ナナイロテントウの作業部屋。ここで多くの作品が誕生する

ドール服制作を始めた理由は、とてもシンプルです。

「こんな服があったらいいな」

そんな思いで始めました。大切なドールに、自分だけの一着を着せてあげたくて。

好きなドールに、好きなお洋服を着せたい。その純粋な気持ちが、「ナナイロテントウ」の、ものづくりの原点でした。

しかし、小さな服を仕立てることは、決して簡単ではありません。ドール服は縮尺が小さいぶん、ごまかしが利きません。縫い代のわずかなズレや、素材の厚みのほんの少しの違いが、着せたときのシルエットにそのまま表れてしまいます。

ミリ単位の精度が求められる世界。ある意味では、人間の服よりも難しい部分があるといいます。

だからこそ、見た目のかわいさだけではなく、しっかりとした構造で作ることを大切にしています。小さいからこそ、丁寧に。小さいからこそ、本物以上に細やかに……「ナナイロテントウ」の服には、そんな姿勢が込められています。

TinyFoxの物語を、もっと豊かにする「お洋服屋さん」として

さてここではTinyFoxの世界観との関わりについて語っていきましょう。
TinyFoxの各キャラクターには、それぞれ独自のストーリーがあります。

そのキャラクターをお迎えしたオーナー様たちは、物語の続きを自分の中で想像しながら、コーディネートを楽しんでいるのではないでしょうか。

「ナナイロテントウ」が目指すのは、その想像をもっと豊かにするための存在です。「まるでTinyFox町にある<お洋服屋さん>のように、キャラクターたちの毎日や特別な場面に寄り添う服を仕立てたい」とナナイロテントウのお二人は考えております。

「この子なら、きっとこんな場面でこの服を選ぶハズ」

そんな想像から生まれる一着は、キャラクターの魅力をさらに引き出し、オーナーの中にある物語をより鮮やかにしてくれます。

「かわいい」は一種類ではない

ナナイロテントウが考える「かわいい」は、ひとつではありません。

甘くてふわふわしたかわいさ。
少しミステリアスなかわいさ。
凛としたかわいさ。
どこか儚げなかわいさ。

そのすべてが、ナナイロテントウにとって大切な「かわいい」です。

TinyFoxのキャラクターたちは、それぞれに異なる個性を持っています。だからこそ、ひとつの方向に限定せず、幅のあるかわいさを表現することを意識しています。

コーディネートを作るときに目指しているのは、「着せた瞬間にお嬢さまの世界観が完成する」こと。

服を着せることで、その子の物語が自然と立ち上がる。ナナイロテントウのドール服は、そんな瞬間を生み出すために仕立てられています。

「こんな服があったらいいな」から始まった服づくり

TinyFoxとの出逢い、そして作品制作へ

美しさだけでなく、扱いやすさまで考えた生地選び

「ナナイロテントウ」の生地選びには、いくつもの基準があります。

まず大切にしているのは、色移りしにくいこと。毎回、数週間着せたままにする耐久テストを行い、安心して着せられるかどうかを確認しています。

さらに、着せやすいこと、シワに強く管理しやすいこと、そして品質の良い生地であることも重視しています。

見た目の美しさだけでなく、オーナーが実際に扱うときの快適さまで考えられているのです。

©︎ナナイロテントウ
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何十回もの試作を重ねて、ようやくたどり着く形

制作工程の中で、特に時間をかけているのは試作です。

デザイン画を見たときには「きれいだな」と思えるものでも、実際に立体にしてみると、まったく違う形になってしまうことがあります。

平面では美しく見えても、ドールに着せたときに理想のシルエットになるとは限りません。そのため、何十回も試作を繰り返し、少しずつ形を調整していきます。

そしてようやく、「これだ」と思える形にたどり着く。 その積み重ねが「ナナイロテントウ」らしい完成度につながっています。

リボン、レースらにも宿るこだわり
©︎ナナイロテントウ

特にこだわっているディテールは、リボンやレースなどの細かな装飾品選びです。

リボンの色だけでも、何種類もの候補を並べ、実際にすべて合わせてみてから決めます。少し色味が違うだけで、服全体の印象は大きく変わります。

レースの質感、リボンの幅、色の重なり、全体のバランス。 ひとつひとつを見比べながら、最も美しく見える組み合わせを探していきます。細部にまで手を抜かないからこそ、小さな服の中に豊かな世界観が宿るのです。

TinyFoxとの出逢い、そして作品制作へ

そして…マミロワールともコラボを開始!

これから届けたい、ナナイロテントウの世界

さて、マミロワール・ワードローブでは、より良いドール衣装を生み出すために「ナナイロテントウ」チームとのコラボを始めてまいります。そして、日本国内だけでなく、海外のTinyFoxオーナーにも、ナナイロテントウの世界観をもっと届けていきたいと思っております。

また、ドール服を自分でも作ってみたい方に向けては、型紙や資材を届けることにも挑戦していきたいとのことでした。

完成品としての服だけでなく、作る楽しさや、素材を選ぶ楽しさ、形にしていく喜びまで広げていく。ナナイロテントウの世界は、これからさらに広がっていきそうです。

TinyFoxとのコラボレーションに向けて

今回のコラボレーションでは、コラボするTinyFoxの子が「どんな服を着たいのか」「どんな服ならその子らしくかわいく見えるのか」を想像しながら、デザインに臨みたいといいます。

キャラクターの物語に寄り添い、その子の魅力をさらに引き出す一着を仕立てること。

「ナナイロテントウ」にとって服づくりは、単なる衣装制作ではありません。ドールの中にある物語を受け取り、その続きを形にすることでもあります。

小さな服に込められた、繊細な手仕事と豊かな想像力。
その一着一着には、「この子ならきっとこんな表情を見せてくれる」という、作り手の願いが込められています。

お転婆くノ一として話題となった「バタフライクノイチ カカフ」も、チーム・ナナイロテントウにかかれば、可愛らしいメイド娘に!!

だからこそ、「ナナイロテントウ」の衣装は、ただ“着せる”ためだけの服ではありません。ドールオーナーが思い描く“うちの子らしさ”を、そっと引き出してくれる存在でもあるのです。

マミロワール・ワードローブでは、これからそんな「ナナイロテントウ」の魅力を、作品紹介だけでなく、制作背景やコーディネート提案、TinyFoxとの組み合わせなども含めて、少しずつ届けていければと思っています。

ドールと出会い、服と出会い、その子だけの物語が生まれていく。

そんな瞬間を、これから一緒に作っていけることを楽しみにしています。

オッドアイが特徴的な「ルーシー」も大胆なアレンジ♥
理系少女のカルディスも茶髪のかわいいメイド衣装でかなりの雰囲気チェンジ!

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そして…マミロワールともコラボを開始!